市民でつくろう! 朝霞基地跡地公園

朝霞市に残された米軍キャンプ跡地。 緑を生かした公園づくりをみんなで考え、参加しましょう!!

2009年07月

秋には既設建物除却着手 有害物質処理等で伐採開始か 市民に説明なし

 今日から朝霞の夏の風物詩。彩夏祭が朝霞基地跡地周辺をメーン会場にして開催される。よさこいの踊り手も「朝霞は木陰で踊れて気持ちがいい」とケヤキ並木と基地跡地の樹木が作り出す冷気を肌で感じているようだ。
 彩夏祭が終わり、秋になると公務員宿舎を作るための事前工事が始まる。既設建物の除却工事や有害物質処理等で早速、樹木の伐採が始まる。来年1月からは宿舎本体の工事着手予定だ。工事が始まると宿舎予定地の樹木はほとんど支障となり、伐採されるか移植される。具体的な説明は国、市、大林組からはない。

 ぜひ、彩夏祭にお出かけの節は基地跡地の樹木達をよくごらんになってください。
来年の彩夏祭は工事用フェンスが林立し、跡地の中の樹木はもう見えないでしょう。いや、伐採されて樹木はないかもしれない。

      ※写真上で左クリックすると拡大され、鮮明になります
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「跡地に入りたい」「自然に再生した森を見たい」写真展に寄せられた市民の希望 実現を訴える

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 ・「跡地内を見たいと希望する人 93%」
 ・「跡地の樹木保存を願う人 98%」
チラシに掲載されている円グラフ。先に行われた「朝霞基地跡地の写真展」の御礼と報告を兼ねたチラシ配布が28日と29日の両日、朝霞駅で取り組まれた。

イメージ 2 駅周辺には写真展の模様を伝えるパネルや写真展に展示された跡地の樹木写真なども展示され、帰宅を急ぐ人達の目を引きつけていた。マイクでは28日、富岡朝霞市長に対し、市民見学会の申し入れを三つの市民団体と行ったこと。これは「跡地に入りたい」「自然に再生した森を見たい」と写真展に寄せられた多くの市民の希望に対応して行ったもの。会場などに寄せられた約120人分の感想や意見を富岡市長に読んでほしいと手渡したことなどが報告された。

二日間の駅頭で1000枚を超える配布が行われた。
31日は朝霞台駅で午後6:30から行われる。

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35年前の北キャンプの全景写真(右側。1974年国土交通省撮影)。キャンプには並木程度しか樹木はなかったことが解る。35年かけて自然に森が再生したのだ。

■共産党マニフェスト 財源を示すが宿舎は?
 共産党は28日、マニフェストを発表。今回、財源論を示したのも特徴。大型公共事業削減(約2兆円)、軍事費削減(約1兆円)などの歳出改革で5兆円以上。大企業の税率引き上げ(約4兆円)、証券優遇税制廃止(約1兆円)などの税制改革で7兆円以上。計12兆円以上を確保するとした。(朝日新聞引用)
 大型公共事業削減(約2兆円)に国家公務員宿舎建設が含まれているか不明。今後、注目していきたい。
朝日新聞記事
http://www.asahi.com/politics/update/0728/TKY200907280394.html 

市民共通の財産を 国家公務員宿舎着工前 公園整備基本計画策定前に現状把握要望

 朝霞市の三つの市民団体は28日、朝霞基地跡地の見学会を早期に企画し、取り組まれるよう富岡勝則朝霞市長に要望書を提出した。三つの団体は「はらっぱの会」(横井千恵子会長)、「あさかプレーパークの会」(野上真由美代表)、「朝霞基地跡地の自然を守る会」(大野良夫会長)。
イメージ 1 来場者は小、中学生、高校生、大学生、子育て中の若い夫婦、お年寄りまで広い年代層であった。跡地の見学を望む声は年代をこえてあった=写真展で
 要望書によれば、今月11~12日に開催した「新緑の朝霞基地跡地写真展」の来場者多数から「基地跡地の見学を望む声」が上がったとしている。任意のアンケートでも93%の方が「見学したい」と回答したとしている。
 対応した朝霞市土屋都市計画部長は「基地跡地への立ち入り許可は厳しくなっている。要望はお聞きしましたので別途回答したい」と答えるにとどまった。写真展に寄せられた約120人の感想や意見なども富岡市長に読んでほしいと手渡された。
 今後も市民見学会の実現を目指して関係箇所に働きかけていきたいと3団体はしている。
ご支援、ご協力をよろしくお願いします。
 28日、朝霞市長宛に提出された要望書は以下のとおり。

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                             2009年7月28日
朝霞市長 富岡 勝則様
                             はらっぱの会
                             会長 横井 千恵子
                             あさかプレーパークの会
                              代表 野上 真由美
                             朝霞基地跡地の自然を守る会
                               会長 大野 良夫

              朝霞基地跡地内の見学会要望について

 先ほど開催された「新緑の朝霞基地跡地写真展」(朝霞基地跡地の自然を守る会主催)には1000名をゆうに超える来場者がありました。来場した市民からは「次の見学会にはぜひ、基地跡地に入りたい」との希望が多数寄せられました。(アンケートでは93%が見学を望んでいました)

 返還後、33年間でみごとに自然林が再生した森を見学したいと願う市民は写真展来場者以外にも基地跡地の自然林を利用した冒険あそび場(プレーパーク)を望んでいるあさかプレーパークの会の皆さん。豊かな樹林を生かした「緑陰図書館」を提案している朝霞市図書館友の会の皆さんも賛同しております。
 基地跡地内の見学会は市議会建設常任委員や公園・シンボルロード整備基本計画検討会議等においても予定されていると伺っています。
 朝霞基地跡地の利用は朝霞市民にとって悲願であります。基地跡地の整備は朝霞市100年の計であります。基地跡地の現状把握は行政、市民双方にとって共通認識を醸成する土台であります。
 朝霞市は「市民がつくり、育てるまち」を基本理念に掲げ、本年2月に制定した協働指針においても「パートナーシップによるまちつくり」を提唱しております。

 つきましては、多くの市民の要望を叶えるよう、朝霞市において基地跡地内の見学会を早期に企画し、取り組まれることを強く要望いたします。なお、朝霞市主催が困難な場合は市民団体等との協働も考慮下さるようお願い致します
                                  以上

回答は文書で下記宛にお願いします。
朝霞基地跡地の自然を守る会
    大野 良夫
 住所 朝霞市膝折町1-1-53
 電話/FAX 464-3607   

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■空き家760万戸 国家公務員宿舎は民間住宅借り上げへ転換を
 日本全国で住宅の空き家は756万戸と総務省が発表。これでも国家公務員宿舎を朝霞に新設するのかとっても疑問である。自民党も民主党も家賃補助で民間住宅活用を事業仕分けで提案している。
 住宅不況を救うには公務員宿舎新設はただちに中止しすべきである。


住宅空き家率、過去最高の13%=都市より地方で余る-総務省調査

<7月28日19時41分配信 時事通信>
 総務省が28日発表した2008年10月現在の住宅・土地統計調査結果(速報)によると、全国の総住宅数は03年の前回調査比6.9%増の5759万戸で、このうち空き家は14.6%増の756万戸と、いずれも過去最多となった。総住宅数に占める空き家の比率は0.9ポイント増の13.1%でやはり過去最高。
 空き家の比率を都道府県別に見ると、山梨(20.2%)や長野(19.0%)など地方で高く、神奈川(10.5%)や埼玉(10.6%)など大都市圏は比較的低い。同省統計局は「住宅が余っている上、独居高齢者の入院などによる空き家も増えた」と分析している。(引用終わり)


     八ッ場ダム中止「無責任」 上田知事、民主公約批判

<東京新聞2009年7月29日>
 上田清司知事は28日の記者会見で、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)について「極めて不完全だが、やむを得ない評価」とした上で、群馬県の八ッ場ダム建設中止が盛り込まれたことに、「現場の声も聞かないで無責任」などと切り捨てた。
 八ッ場ダムについては「私に一度のヒアリングもない。利水や治水の問題など現場を見ず、流域の声を聞かないで反対している人たちの意見を聞いて公約にするなんて不見識」と延べた。(引用終わり)

PFI朝霞住宅(株)と大林組に 市民から再質問や再要請文書提出 誠意ある回答を

 朝霞基地跡地の周辺住民は国家公務員宿舎(13階建て850戸)新設事業の事業者であるPFI朝霞住宅(株)と施工者である(株)大林組に再質問書等を27日付けで再提出した。

 朝霞市開発事業等の手続き及び基準等に関する条例(以下、開発条例)第9条5項には「事業者は、周辺住民から説明を求められたときは、当該事項について説明しなければならない」とされている。
 この条項に従い、6月14日付けで周辺住民8名が事業者及び施工者に質問書等を提出。7月17日、回答あったが、多くの質問、要請に対し、回答の大半は「お答えは差し控えます」「秋の計画説明会で説明する予定」となっており、質問等にまともに誠意をもって答えなかった。
 このため、再質問等を市民に呼びかけていたもの。27日までに7通の再質問書等が集約され、第一次分として再提出された。
 今後も引き続き、市民からの質問などは受け付けし、集約出来次第送付するとしている。
個人で直接、事業者、施行者宛の質問等をお出しになる方は下記へお願いします。

【要請先】
・事業者→PFI朝霞住宅株式会社
     代表取締役 磯崎 邦夫様
・施工者→株式会社 大林組 東京本社
     代表取締役副社長 野間 暎史様
・住所は同じ
 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟

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                          2009年7月27日
PFI朝霞住宅株式会社 
 代表取締役 磯崎 邦夫様


        公務員宿舎朝霞住宅整備事業に対し、説明を求めます

 貴社が5月21日、開催した公務員宿舎朝霞住宅(仮称)整備事業説明会で質疑時間の制約等で質問等できなかった事項等について質問した回答が先日、PFI朝霞住宅株式会社と株式会社大林組を代表して木全洋路氏個人名でありました。
回答は税金を使って公務員宿舎新設を実施する事業者とは思えない回答でありました。国の重要事業を実施するには国民の理解が欠かせません。今回の貴社の回答は全く、誠意の感じられない内容であり、説明責任を放棄しているといってもいいでしょう。この回答では納得できるものではありません。
よって、再度、朝霞市開発事業等の手続き及び基準等に関する条例第9条5項に基づき、事業者である貴社に対し、説明を求めますのでで、責任ある方から、誠意ある説明を文書で2週間以内にお願いいたします。
 
・送付資料
市民からの再質問、意見など 計3通
以上


朝霞基地跡地利用市民連絡会 
事務局  大野 良夫
住所 朝霞市膝折町1-1-53



株式会社 大林組 東京本社
 代表取締役副社長 野間 暎史様宛てはこららを参照

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■逗子市民、市長、市議会は頑張った!
イメージ 1 池子の美しい自然の森
 米軍池子住宅地区について、国が米軍家族住宅700戸の追加建設への協力を条件に示した約40ヘクタールの返還案に対し、平井竜一・逗子市長は建設容認を前提とした協議に応じる方針を27日の市議会全員協議会で表明した。
 700戸の建設の引き替えに約40ヘクタールの素晴らしい自然の森を勝ち取ったのだ。市民、行政、議会が頑張ってきたからだ。
ここが朝霞とは違う点だ。富岡市長、市議会与党派は国家公務員宿舎850戸新設の見返りに国から何を引き出したのか。なにも見返りがない!
交渉らしいことは何もせず、国のいいなりで決まってしまった宿舎850戸!

イメージ 2 自然の宝庫とされ市民団体等が返還運動や保全活動に永年取り組んできた。 イメージ 3
池子の森を守る会のURL
http://www.ikego.net/


        米軍池子住宅の追加建設、逗子市長が容認へ

(2009年7月27日03時09分 読売新聞)
イメージ 4 神奈川県逗子市と横浜市にまたがる米軍池子住宅地区について、国が米軍家族住宅700戸の追加建設への協力を条件に示した約40ヘクタールの返還案に対し、平井竜一・逗子市長は建設容認を前提とした協議に応じる方針を固めた。
 27日の市議会全員協議会で表明する。計画が2003年に日米で基本合意されてから一貫していた反対姿勢の転換となる。提案受け入れが決まれば、1980年代から曲折を経た「池子問題」が大きく前進することになる。
 住宅の追加建設は横浜市域だが、逗子市は「住宅の追加建設はしないとした94年の国、県、市の3者合意に反する」として、協議には応じていなかった。
 しかし、国が22日に示した案には、逗子市が84年に住宅建設受け入れを表明した際の条件だとしている緑地公園用地返還などに加え、「池子の森」と呼ばれる後背地の返還が含まれている。このため、平井市長は「国の提案は、84年の受け入れ表明時の要望を超えている」と述べ、協議入りの前提条件が整ったと判断した。
 逗子市関係者によると、国との協議では〈1〉今後は新たな住宅建設をしない確約〈2〉米軍から国に返還された後に市に譲渡する際の財政優遇〈3〉基地交付金の増額――を求める意向。市は、返還される森を保全し、自然公園として市民と米軍家族の区別なく開放する考えだ。(引用終わり)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090727-OYT1T00065.htm

◆米軍池子住宅地区◆
 旧日本海軍の弾薬庫用地。終戦後、在日米軍へ提供された。現在は家族住宅854戸がある。自然の宝庫とされ、1950年代から市民らによる返還運動が始まった。80年代に持ち上がった逗子市域への住宅建設計画の賛否を巡って国や神奈川県を巻き込む騒動となり、94年の3者合意まで市長辞職や住民投票が繰り返された。
(2009年7月22日19時15分 読売新聞から引用)

写真展 お礼のチラシと大林組に説明求めるチラシ 駅頭と地域配布始まる

 朝霞基地跡地の自然を守る会は25日、写真展の総括会議を開き、今後の活動として来場者から要望が強かった基地跡地の見学会への取り組みや写真展成功のお礼のチラシ配布等を決めた。
 チラシは6枚の写真と会場で取り組まれたアンケート結果を載せたシンプルを構成になっている。

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■連絡会ニュース№28も発行へ
 朝霞基地跡地利用市民連絡会もこの間の大林組との交渉経過をチラシにして市民に知らせることになり、連絡会ニュース№28を発行した。

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■二つのチラシの駅頭での配布予定は以下の通り
 お手伝いできる方大歓迎です。

 ・7月28日(火) 18:30~ 朝霞駅南口
 ・7月29日(水) 19:00~ 朝霞駅南口
 ・7月31日(金) 18:30~ 朝霞台駅

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