市民でつくろう! 朝霞基地跡地公園

朝霞市に残された米軍キャンプ跡地。 緑を生かした公園づくりをみんなで考え、参加しましょう!!

2011年05月

公務員宿舎予定地以外のアスベスト使用建物 ダンスホールなどの大型建物解体撤去へ

 米軍キャンプ朝霞跡地で検出されていた飛散性アスベスト等の処理工事を関東財務局が予定している。既に同跡地内の国家公務員宿舎建設予定地3㌶については、6月からアスベストやダイオキシンなどの土壌汚染処理工事が8月末までの工期で行われる。

 関東財務局がホームページに公開している入札公告によれば、

・ 工事名称 国有建物解体撤去等工事
・ 工事場所 朝霞市大字膝折地内ほか
・ 工 期  契約締結日から2011年12月15日
・ 工事概要
(1)既設建物解体撤去等工事   計 2棟
  (a)国有建物 RC造 平屋  (延べ面積:1,601.05㎡)
  (b)国有建物 W造 平屋   (延べ面積:106.65㎡)
(2)既存樹木伐採工事 一式
(3)アスベスト含有建材の処理工事
   既設建物アスベスト含有建材処理工事  (波形スレート・Pタイル等)

入札は6月6日、一般競争入札で行われ、開札も入札締め切り後、直ちに行われる。
 
 朝霞市によれば、関東財務局からは本件についてはまだ事前説明はなく、情報が入り次第、市のホームページ等で市民に知らせたいという。朝霞市としては予てから国へ要請していた課題であり、早期に市民の不安を取り除きたいとしている。

 対象となる既設建物2棟のうち、延べ面積1,601.05㎡(約484坪)の建物は米軍がダンスホールとして使用していた大型建物という。解体にはアスベスト飛散防止のため、建物を覆う密封性の施設が必要であり、工事も大規模になる模様。
 このため、工事用地がどの位必要になり、既存樹木の伐採範囲や復旧方法などがどのように行われるのか気になるところである。

この件に関し、以下の要望を朝霞市に行いました。

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朝霞市長 富岡勝則様


     キャンプ朝霞跡地の国有建物解体撤去等工事について住民説明会を求めます


 5月12日付けの関東財務局のホームページに載ったキャンプ朝霞跡地内の「国有建物解体撤去等工事」について、以下の理由により、工事着手前に住民説明会を開催することを強く要望いたします。

 1.飛散性アスベストも含まれ、周辺への飛散対策に万全を期す工法、対策がされているか
 2.大型建物の密封対策はどのように行うのか
 3.工事に伴う搬入路、工事用地等の範囲及び復旧方法はどのように計画しているのか
 4.既存樹木伐採工事の範囲、樹木本数、種類など及び枝切りか根切り伐採かの基準を説明されたい。
 5.既存樹木伐採後の復旧はどのように行うのか
 6.建物は基礎まで含めて撤去するのか、建物跡地の処置はどのようにするのか

 等々について朝霞市民の皆さんが心配しております。
ご配慮のほどよろしくお願いいたします。

  2011年5月30日

    朝霞市膝折町1-1-53
     朝霞基地跡地の自然を守る会
         大野 良夫  

6月市議会において市の方針を質し、宿舎建設辞退を 全議員に要請

 朝霞市が国の方針を苦渋の選択として受け入れたのは、大震災発生以前の未だ日本が平安な時です。状況は激変しました。我々はいま、未曾有の体験の中でこれからの日本を議論すべき時にあります。このような時に、極めて緊急性の低い公務員宿舎建設が本当に始まるならば、それを受け入れた市ばかりか、市民の無力さを天下に曝すことになります。
 増税の声も聞こえる今、大多数の市民は、国家公務員宿舎の建設よりも、被災地の復興、被災者の生活支援を最優先にと願っているはずです。
 市議会議員の皆様は、党派を超えて市民の共有するこうした願いを叶えていただきたく、議会において市の方針を質し、国に予算の変更方針を迫るよう議決されることを強く望みます。

という趣旨の要請書を22名の朝霞市議会議員に送付しました。

事業再開問題が論議される予定であった3月議会一般質問が大震災により中止されたので、6月議会の論議が注目される。
しっかりと市民の声を受け止め、議会で論議されることを望みます。

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朝霞市議会議員         様


 東日本大震災から二ヶ月余、みなさまは現地の惨状や避難所暮らしの厳しい実態に心を痛めていらっしゃることと思います。そして東北の復旧、復興と日本の再生に必要とされる厖大な年月と資金、そしてその財源に思いをいたされていることでしょう。
 足元の当市においても新聞報道等により、避難所の開設と受け入れ、再生自転車の提供など、最低限の支援を行いつつあることを市民は承知しています。ただ最大の問題は依然として、米軍朝霞キャンプ跡地に国家公務員宿舎建設問題が横たわっていることです。

 この問題について多くの市民は、一昨年の行政刷新会議における事業仕分けにより、その建設が凍結されたものと信じています。今年度の政府予算に凍結解除が盛り込まれたことを知る市民はごく少ないと言っていいでしょう。このことは駅頭や個別訪門によるレポートの配布等により証明できます。
 そこへ今回の大震災の発生です。この間の事情を知る人も知らない人も、連日報道される破壊され尽くした東北、加えて福島原発問題の発生により引き起こされた難民の存在を知った今、当地に公務員宿舎が建設されるなどという、途方もない馬鹿げた事業が再開されるなどとは露ほども信じてないことでしょう。そんなお金があったら、東北に廻せ!と言うのが普通のヒトの思考です。

 市が国の方針を苦渋の選択として受け入れたのは、大震災発生以前の未だ日本が平安な時です。状況は激変しました。我々はいま、未曾有の体験の中でこれからの日本を議論すべき時にあります。このような時に、極めて緊急性の低い公務員宿舎建設が本当に始まるならば、それを受け入れた市ばかりか、市民の無力さを天下に曝すことになります。
 増税の声も聞こえる今、大多数の市民は、国家公務員宿舎の建設よりも、被災地の復興、被災者の生活支援を最優先にと願っているはずです。
 市議会議員の皆様は、党派を超えて市民の共有するこうした願いを叶えていただきたく、議会において市の方針を質し、国に予算の変更方針を迫るよう議決されることを強く望みます。

 今回の大震災は長く後遺症を残す大事件です。高齢の被災難民が人間らしい生活を再開することなく、仮設住宅で亡くなるケースも予想されます。そんなことが危惧される中、都心に近いところに建設目的も曖昧な豪華な公務員宿舎が出来上がる!こんな人間差別に少しでも加担されることのないよう、各位の良識ある行動に期待します。


2011年5月吉日

  朝霞基地跡地利用市民連絡会
    代表  大野 良夫 

朝霞駅前商店会 第11回ふれあいまつりチャリティイベントでジャズを楽しむ

イメージ 1 28日(土)朝霞駅南口の駅前広場に軽快なジャズが響きわたった。
あいにくの雨模様であったが大型テントも設けられ、多くの参加者がジャズ演奏を楽しんだ。
 主催したのは朝霞駅前商店会(朝霞TMO)。11回目を迎えた今回は東日本大震災復興応援ライブとし、会場で救援募金も集められた。朝霞とジャズの歴史は古い。米軍キャンプが朝霞にあった関係から、多くの有名なジャズシンガーなどが朝霞基地で歌ったり、演奏していたという。フランキー堺や江利チエミなども朝霞で活躍していた。
 協力団体のジャズ喫茶「海」は栄町にあるが、当時の写真などが飾ってあると言う。一度行ってみたいと思っているがまだ実現しない。

■ 第11回ふれあいまつり協力団体
朝霞TMO(朝霞市商工会・朝霞駅前商店会・朝霞本町商店会・仲町商工振興会)
朝霞市・埼玉県立朝霞高等学校ジャズバンド部・ジャズ喫茶「海」クラブドルフィンズ

■ プログラム
11:00 オープニング ジャズ演奏
12:00 クラブドルフィンズ(子供達のダンス)
13:00 朝霞高校ジャズバンド部
14:00 プロのジャズバンドの演奏
15:00 小江戸ジャズクラスター(18人編成のジャズバンド)
16:00 中村ゆうたろう(朝霞高校ジャズバンド部OB)ジャズバンド
17:00 終了

放射線量測定高さ 水戸3.5m、新宿・さいたま18m 地表近くは2倍に迫る値

イメージ 1 茨城が地表から高さ3.5mに対し、東京は18m-。
文部科学省が毎日公表している各都道府県の放射線量計測装置「モニタリングポスト」の設置場所に大きなばらつきがある。都道府県それぞれに設置場所が任されているためだ。各地間の数値を単純に比べられないことになるが、文科省の目的は、継続的にことで原発事故など非常時に備えることという。ただ地表に近いほど数値が上がるのは確かで、高さの統一と同時に適当な高さをめぐる議論も必要だ(文、図表は東京新聞から引用)続きを読む
 続いて記事では、原子力分野の研究者を中心にした有志が、地表から高さ1mに統一し、全国で独自に放射線量を計測していることを伝えている。新宿では文科省が公表する高さ18m地点のモニタリングポストの数値に比べ、2倍に迫る値が検出されているとしている。

 週刊現代5/28号でも「実はこんなに高い あなたの町の『本当』の放射線量」と題し、モニタリングポストの測定高さの不ぞろいを指摘している。

 毎日新聞の投書欄には福島県の教員から学校に配布された簡易線量計を用いて自宅周辺を計測した結果が載っていた。一番線量が高かったのは排水溝蓋の通気口上で6.7マイクロシーベルトだった。雨でアスファルト上などの放射性物質がチリなどに付着して流れ込んだようだ。

 朝日ジャーナル緊急増刊号で京大原子炉実験所の小出裕章氏は「データの正しい公表がパニックを防ぐ唯一の道」と題し、「これから放射能による健康障害が出てくると思われるので、正確な情報を伝えることがますます重要になってくる」と指摘しています。

イメージ 1

第2次補正予算で公務員宿舎事業中止し、建設予算を復興財源へ回そう!

 キャンプ朝霞跡地の国家公務員宿舎予定地でアスベストやダイオキシンなど有害物質除去工事が8月末の工期で始まります。予定地の有害物質除去工事が終了すれば、国家公務員宿舎本体工事の着工は秒読み段階に入ります。

 大震災被災者支援・東北復興のために「不要不急」な事業である公務員宿舎の建設中止が求められています。財政危機の中で20兆円を超えるとも言われる復興財源をいかに確保するか真摯な論議が与野党で始まっています。増税論議の前にムダ遣い、不要不急、優先順位の低い事業に大切な血税が浪費されていないか徹底的にメスを入れる必要があります。
 震災後2ヶ月半経過しても10万人以上が厳しい避難所生活を送っています。緊急課題は官僚のための宿舎建設ではありません。被災者支援、被災地復興が真っ先に取り組む緊急課題です。

「宿舎建設予算を復興へ」を全国に広げていきましょう。

多くの方々の声を財務大臣に届けたいと思います。
公務員宿舎予算組み替え署名は毎週水曜日に朝霞駅頭(18:30~)で実施することになりました。
署名用紙も配布します。
ぜひ、多くの皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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