規制委は安全と言っていない
住民の命は二の次
絶対の安全などはないという。
関西電力高浜原発が29日に再稼働した。
何をそんなに急ぐのか。
何度でも繰り返す。
原子力規制委員会をはじめ、誰も安全だと言っていない。
安全を保証するものはいない。
万一の事故が起きても、原状回復はおろか、満足な補償ができる力は国にない。
ほとんど無責任のまま、立地する自治体だけの同意を免罪符のようにして、
原発が再稼働されていく。
これではまるで、無保険の自動車が人ごみの中を高速で突っ走るようなものではないか。
あれから間もなく5年になる。
福島の尊い経験が、あまりにも軽視されているのではないか。
30日の東京新聞社説より
安倍首相は先に行われた施政方針演説でも、昨年までは「原発依存度の低減」を挙げたが今回は「原発」に言及すらしなかった。安倍政権は規制委の新規制基準に適合した原発は再稼働させるとの原発推進路線を加速させている。これは新たな安全神話の復活であろう。
一番重要な住民の避難計画はどこの自治体も不完全のまま、住民の安全、命は二の次に再稼働した。はじめに再稼働ありき。国も含め、ハードルを可能な限り下げたうえでの再稼働である。福島事故前と変わらぬ電力会社の隠蔽体質。住民の命より利益最優先の電力会社に原発を運転する資格はない。