九州を中心とした記録的豪雨で、19県の13000棟以上の住宅が浸水や土砂崩れによる倒壊の被害が報告されている。10日現在、死者は66人、行方不明16人もの多くの犠牲者が出ている。

新型コロナの関係でボランティア活動も大きな制約を受け、被災地では生活物資の確保や被災した家屋等の復旧に難儀しているとメディアが伝えている。

近年、毎年のように繰り返される豪雨災害。

そのたびに専門家や識者などから繰り返し提言されている再発防止策がなかなか実現できていない。

何度も何度も国民が声を上げ続けていかないと国は重い腰を上げない。

◇全地形対応車両レッドサラマンダーの配置

荒地やぬかるみ、坂路、溝などの不整地や瓦礫や土砂が堆積した場所でも走行することが可能で、様々な災害現場への人員・ 物資輸送、救助活動で活躍が期待される特殊車両です。

レッドサラマンダーyjimage


日本には愛知県岡崎消防署に1台配置されているのみ。
せめて全都道府県に配置されれば、多くの命を救うことができるだろう。
価格は1台1億円と言われる。F35戦闘機1機で100億円。1機やめれば100台配置できることになる。

◇ダムをやめて堤防の強化を        

河川氾濫の主要因は堤防の決壊による。
日本の堤防は盛土を固めただけの構造が主である。
この盛土だけの構造は、水位が上がり、水が堤防を越える事態なになると土が流され、決壊に結びつく。

球磨川

水が越境しても崩壊させないためには堤防上に鉄製のシートパイルを連続に打ち込み、鉄製の連続壁を造ることで堤防の決壊は防げるという。経費も安いとされる。

◇自衛隊に専門の災害派遣部隊の設置を

災害現場で活躍するのが自衛隊員の皆さん。
残念ながら自衛隊には人命救助用の資機材や要員配置は十分に手当されていない。
派遣された自衛官の負担は大きい。

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専門的な災害派遣部隊を全国的に設置し、重機などの資機材もしっかり配備し、迅速に対応できるよう体制を作ることが今求められている。
敵は中国、北朝鮮ではなく、多くの国民の命を奪う自然災害という恐ろしい敵にきちんと対応してほしいと願っています。

他にも避難所の改善、生活・復旧支援など課題は多い。

私たちの税金を有効に使ってほしいものだ。